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めまいと奴隷調教

 すべてのサディストがそうだとは限らないものの、相手が求めているのが「あなたという個人」ではなく、「願望充足が可能なマゾヒスト」であるケースも、世の中には少なからずありそうだ。

 恋愛でいうところの、恋人とセフレの違いに近いものかもしれない。ただ、セフレとは違って、記号としてのマゾヒストが愛奴に変わる可能性もないとは言えない。その意味でも、恋人と奴隷は異質のものだと感じる。

 先日、ヒッチコックの「めまい」をDVDで借りて観た。ストーリー展開はサスペンスドラマの原点ともいえるものだし、多くの映画で使われている「めまいショット」は、ここから始まったらしい。

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支配と服従

SM中華思想

 SMは素晴らしい。私も確かにそう感じる。SMでしか味わえない興奮や爽快感はあるし、そういう世界でしか自分を解放できない人は存在するだろうと思う。

 しかし、「SMだけが正しい愛の形だ」とか、「SMは普通の恋愛より素晴らしい」となると、中華思想の匂いを感じてしまい、素直に頷けなくなる。

 もちろん、SMしてる人たちのすべてがこう思っている訳ではないだろうが、コミュニティの書き込みやパートナー募集などで、しばしばこのトーンの発言を見る気がする。

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立ち位置

ソフトSMだから安全?

 主従関係と恋愛関係が両立しない性質のものだという根拠は、端的に言えばパートナーと向かい合う姿勢がまるで違うからだ。
 
 それについては、これまでにも繰り返し書いてきた。対等な関係、流動的な役割では、主従関係は成り立たない。奴隷は奴隷としての分をわきまえ、主は主としての役目に徹する必要がある。
 
 その違いをサディストが事前にはっきりと説明せず、「主従関係を試してみよう」などと持ちかけ、なし崩しに相手を所有・支配してしまおうとするのは、かなり性質の悪い行いに見える。
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恋愛とSM